クルマの買取り価格や査定額はボディの色によってどれくらい違うのか?

クルマの査定額というのは、さまざまな条件によって決定されます。

そのなかでも、特に影響の大きいのが年式と走行距離であるといわれています。

クルマは年式が古くなればどんどん劣化しますし、走行距離が伸びることによっても同様に劣化しますので、この2つが査定に大きな影響をあたえるのは当然です。

しかし、クルマの査定額に大きな影響をあたえるのは、この2つだけではありません。

実は、ボディの色も下取り額や買取価格に大きな影響があるのです。

中古車の相場というのは需給によって決まりますので、ボディカラーの人気の有無によって相場が変わるのは当然のことです。

中古車販売店にしてみれば、人気の色であれば強気の価格設定でも売れますので、必然的に査定額も高くなります。

逆に人気のないボディカラーだと、売れ残って在庫になってしまうリスクがあるので、高く買取りはできません。

ここでは、クルマの査定額がボディの色によってどれくらい変わってくるのかについて、車種別にみて行くことにしましょう。

ヴォクシーZS煌はブラックの人気が高い?

トヨタの人気ミニバンであるヴォクシーが、ボディカラーの違いによって査定額にどれくらいの差が生じるのかについて見ていきたいと思います。

年式は2019年の時点で5年落ちとなる2014年式とし、走行距離は年式相応の5万kmとします。

グレードは、ヴォクシーの中でも人気の高いZS煌(きらめき)をとりあげています。

●ブラック:136万円~182万円
●アイスチタニウムマイカメタリック(灰系):129万円~173万円
●ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(青系):136万円~181万円
●ホワイトパールクリスタルシャイン(パール系):137万円~182万円

結果を見てみますと、アイスチタニウムマイカメタリックの査定額だけが他の色にくらべて7万円~8万円低く、その他の色はあまり差がないようです。

ブラッキッシュアゲハガラスフレークとホワイトパールクリスタルシャインはメーカーオプションのカラーとなり新車時の価格が3万円高いですので、相対的には標準色であるブラックのリセールバリューが一番高いといえそうです。

やはり、ヴォクシーのZS煌というと、イメージカラーはブラックですので、人気も高いのでしょう。

N-BOXはプレミアムゴールドパープル・パールの査定額が高い

圧倒的な販売台数を誇るホンダの軽自動車であるN-BOXの査定額が、ボディの色によってどれくらい変わるのかについてみていくことにしましょう。

グレードは、N-BOXカスタムのG仕様SSパッケージで、年式と走行距離はヴォクシーのときと同様に2014年式の5年落ちで5万kmとします。

●スマートブラック(黒系):63万円~83万円
●ポリッシュドメタル・メタリック(灰系):62万円~82万円
●カトラリーシルバー・メタリック(銀系):58万円~77万円
●プレミアムゴールドパープル・パール(紫系):64万円~85万円
●プレミアムディープロッソ・パール(赤系):60万円~80万円
●プレミアムダイナミックブルー・パール(青系):59万円~79万円
●プレミアムホワイト・パール(パール系):62万円~83万円

上から3つ目までが標準色で、下の4つはメーカーオプションのカラーとなります。

このデータを見る限りにおいては、N-BOXカスタムの場合はプレミアムゴールドパープル・パールの査定額が一番高いようです。

逆に査定額の低いカラーはカトラリーシルバー・メタリックで、プレミアムゴールドパープル・パールとの差は6万円~7万円になります。

ただし、プレミアムゴールドパープル・パールはメーカーオプションとなりますので、新車時の価格は2万円高くなっています。

クラウンは伝統的なブラックとホワイトパールが人気

日本を代表する高級セダンであるトヨタクラウンの場合は、どんなボディカラーだと査定額が高くなるのか見ていきたいと思います。

2016年式のロイヤルサルーンGを、3年落ちで査定を受けることを想定しています。

走行距離は3年落ちのクルマの標準的な距離である3万kmで算出しています。

●ブラック:251万円~335万円
●ダークブルーマイカ:212万円~283万円
●シルバーメタリック:233万円~310万円
●ダークレッドマイカメタリック:245万円~327万円
●ホワイトパールクリスタルシャイン:254万円~340万円

クラウンは高級セダンであることから、やはり伝統的なブラックとホワイトパール系の人気が高いようです。

査定額が一番低いダークブルーマイカとの差額は、40万円~50万円にもなります。

これほど売却時の差が生じてしまうことを考えますと、新車購入時のボディカラー選びはとても重要であるといえそうです。

トヨタアクアは意外に地味な色に人気があります

女性の人気が高いトヨタのアクアについて、どんなボディカラーが高額査定になるのかについて見ていきましょう。

グレードはGで、2015年に新車登録をして2019年に4年落ちで売却することを想定しています。

走行距離は4万kmとして査定額を算出しています。

●ブラックマイカ:64万円~86万円
●スーパーホワイトⅡ:58万円~77万円
●ダークバイオレットマイカメタリック:65万円~86万円
●ディープアメジストマイカメタリック:64万円~85万円
●グレーメタリック:62万円~83万円
●イエロー:62万円~83万円
●フレッシュグリーンマイカメタリック:60万円~80万円
●クールソーダメタリック:57万円~76万円
●シルバーメタリック:58万円~77万円
●スーパーレッドV:63万円~84万円
●ブルーメタリック:61万円~81万円
●ライムホワイトパールクリスタルシャイン:65万円~86万円

女性に人気のアクアだけに、派手目のボディカラーに人気がありそうに思いますが、意外にも査定額が高いのはブラックマイカやダークバイオレットマイカメタリック(濃い紫系)、ライムホワイトパールクリスタルシャインなどの落ち着いた色でした。

逆に査定額が低いのは、スーパーホワイトⅡやクールソーダメタリックで、人気のある色との査定額の差は6万円~9万円になります。

この価格帯のクルマで、査定額にこれだけの差が生じてしまうわけですから、ボディカラーの影響は少なくないといえそうです。

ホンダのヴェゼルを売却するときに高く売れる色は?

SUV車であるホンダのヴェゼルの買取り価格とボディカラーの関係を見てみることにしましょう。

グレードは2015年式のHYBRIDで、2019年に4年落ちで売却することを想定しています。

走行距離は、4年落ちとしては標準的な4万kmで算出をしています。

●クリスタルブラック・パール:117万円~156万円
●アラバスターシルバー・メタリック:114万円~152万円
●ミスティグリーン・パール:115万円~153万円
●ティンテッドシルバー・メタリック:116万円~154万円
●プレミアムディープロッソ・パール(赤系):119万円~158万円
●モルフォブルー・パール:116万円~154万円
●ホワイトオーキッド・パール:120万円~160万円

標準色はクリスタルブラック・パールとアラバスターシルバー・メタリックだけで、あとはすべてメーカーオプションのカラーとなります。

データをご覧になってお分かりのように、ヴェゼルの場合にはボディカラーによる査定額の影響はそれほど大きくないようです。

査定額が一番高いホワイトオーキッド・パールと一番低いアラバスターシルバー・メタリックの差額は6万円~8万円ほどしかありませんので、この価格帯のクルマとしては少ないといえます。

まとめ

さまざまな車種別に色の違いによって査定額がどれくらい違って来るのかを見てみましたが、車種によってボディカラーの影響の大きいものと少ないものがあることがお分かりになったかと思います。

また、同じ色であっても、査定額には大きな開きがあることもお分かりになったことでしょう。

たとえば、ヴェゼルのホワイトオーキッド・パールは120万円~160万円となっていますので、安値と高値で40万円もの差があります。

これは、実際に買取りや下取りをする業者によって、査定額が大きく変わってしまうからです。

自分のクルマを最も高い値段で売却したいのであれば、一括査定サイトなどを利用して、複数の業者の査定額を比較することが大切です。

代表的な一括査定サイトには以下のようなところがあります。

かんたん車査定ガイド(無料)
https://a-satei.com

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