ETCカードの審査に通らない人は何が原因なのでしょうか?~携帯電話の滞納が危険

ETCゲートとカード高速道路の料金所を通過する際は、いまやETCを利用するのがあたり前になっています。

実際に料金所を通過するクルマの9割は、ETCレーンを通過するといわれています。

しかし、ETCを利用するためには、ETCカードというものが必要になります。

カードを発行してもらうためには、クレジットカード会社の審査を通過しなくてはなりませんが、ときどき審査に落ちてしまう人がいるようです。

ETCカードの審査に通らない人は、どこに原因があるのでしょうか?

金融ブラックの人は基本的にETCカードの審査には通りません

ETCカードの審査に落ちてしまう理由はいくつか考えられますが、ほとんどの場合は、過去に金融トラブルを起こしてブラックリストに登録されてしまっていることが理由になります。

個人がお金を借りたり返済したりする履歴は、個人信用情報機関というところに共有されています。

貸金業者や信販会社などが審査をする際には、信用情報機関のデータを参考にして合否の判断をすることになります。

もちろん、個人信用情報機関に「ブラックリスト」などというものがあるわけではなく、正式には「異動情報」と呼ばれます。

過去に金融トラブルがあった場合には、異動情報の欄に登録されてしまい、登録された日から5年~10年は新たな借入れができないばかりか、ETCカード(クレジットカード)などの審査にも通らなくなります。

債務整理や借金を長期間にわたり滞納した場合が対象

個人信用情報機関の異動情報(ブラックリスト)に登録されてしまう原因は、借金の滞納です。

もちろん、借金をうっかり1回だけ滞納してしまったという程度では、ブラックリスト入りになることはありません。

長期間にわたって滞納した場合が対象になります。

これは、借りたお金を返さないときだけが対象になるのではなく、クレジットカードで買い物をして、残高不足で引き落としができなかった場合なども対象になります。

クレジットカード会社によっても異なりますが、早い会社だと引き落としができなかった日から10日~20日程度でブラックリストに登録されてしまうところもあるようなので注意が必要です。

また、自己破産や個人再生といった、いわゆる債務整理を行った場合にもブラックリストに登録されることになってしまいます。

債務整理をすることで、合法的に借金を減らしたりチャラにしたりすることができますが、そのかわり、その後5年~10年にわたってお金を借りたりカードを作ったりすることができなくなってしまいます。

しかし、これまでに借金を滞納した覚えもないし、債務整理などをしたこともないのに、なぜかETCカードの審査に通らない人がいます。

そういった人は、自分自身で気がつかないうちに、借金を滞納してしまっていたりすることが多いのです。

携帯電話の料金を滞納するとブラックリスト入りする可能性があります

スマホと文言いまや、携帯電話会社と契約をしていない人はほとんどいないと思います。

実は、この携帯電話会社との契約のときに借金をしてしまっていることが多いのです。

最近はスマホが主流になっており、端末の価格も非常に高価なものが多くなっています。

機種によっては本体価格が10万円近くするものもあります。

そういった高価な端末の代金を一括で支払う人は少数派で、多くの人は分割で購入しているはずです。

ただ、その分割で購入した分の返済は、電話の利用料金と一緒に請求が来るために、あまり借金をしているという意識はないと思います。

しかし、スマホの本体を分割で購入したという事実に変わりはありませんから、電話会社からの請求に対して滞納をすると、金融トラブル扱いになってしまうわけです。

自分では、電話の通話料だけを滞納したつもりになっていても、実際には分割で購入した端末代金を同時に滞納していたということになってしまうのです。

こうして、自分の気がつかないうちに、個人信用機関の異動情報(ブラックリスト)に登録されてしまっているケースが少なくないのです。

過去に借金を滞納したり債務整理したりした覚えはまったくないのに、ETCカードの審査に通らないという人は、過去に電話会社とのトラブルがなかったかどうかを思い出してみるといいでしょう。

また、たかが電話会社からの請求などと甘く考えていると、ETCカードが発行できなくなってしまうだけではなく、マイカーローンや住宅ローンなどの審査に通らなくなってしまいますので気をつけなければいけません。

自分で個人信用情報機関の登録内容を調べることも可能です

過去に金融トラブルを起こした記憶はないけれども、自分がブラックリストに入ってしまっているかどうか不安だという人は、個人信用情報機関に登録されている自分の情報を確認してみるといいでしょう。

個人信用情報機関には、「JICC」「CIC」「JBA」という3つの機関がありますが、ETCカードの発行が可能かどうかを調べるだけであれば「CIC」の情報を照会すれば十分だと思います。

方法としては窓口まで出向いて開示してもらう方法と、インターネットによる開示方法、さらに郵送による開示方法があります。

いずれの場合も、信用情報開示申込書(申込者本人用)に記入をして、運転免許証などの身分証明書を提示するだけで可能になります。

ちなみに、開示手数料は窓口500円、郵送1,000円、ネット1,000円となっています。

開示してもらった個人信用情報のどこを確認すればいいかですが、返済状況の欄に「異動」という表記があるかどうかを見れば十分です。

ここに「異動」という文字が記入されているということは、過去に何らかの金融トラブルがあったことを意味するからです。

審査に通らない人のためのETCパーソナルカードとは?

ETCパーソナルカード見本クレジットカード会社が発行するETCカードの審査に通らないと、絶対にETCが使えないかというと、必ずしもそうではありません。

ETCパーソナルカードであれば、無審査で誰でも発行してもらうことが可能だからです。

ETCパーソナルカードは高速道路6社が共同で発行しているETC専用のカードで、たとえ金融ブラックの人であっても問題なく発行してもらえます。

ただし、このETCパーソナルカードを発行してもらうためには、デポジット(保証金)が必要になります。

借家の契約をするときの敷金のようなもので、万が一ETCの利用料金が口座から引き落としできなかったときのための担保のようなものです。

このデポジットは最低2万円からになりますが、月の平均利用額によって変わっています。

実際には、平均利用月額の4ヵ月分が納めるべきデポジットということになります。

1ヵ月のETC平均利用が5,000円未満の場合には、5,000円×4ヵ月で20,000円ということになります。

ところが、ETCを毎月平均して10,000円使う場合には、10,000円×4ヵ月で40,000円がデポジットということになります。

口座から引き落としできない額の合計がデポジットの80%を超えると、ETCパーソナルカードの利用が停止されることになります。

ETCパーソナルカードの申込書は、高速道路のサービスエリアにあるインフォメーションで入手することが可能です。

また、ETCパーソナルカード事務局に直接連絡をして、申込書を郵送してもらうことも可能です。

参考:ETCパーソナルカード事務局の連絡先
    

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