青キップに納得ができないときにはサインを拒否すれば99.9%不起訴になる?

2人の警察官と女性の人形日頃から安全運転を心がけてはいても、一生のうちに何度かは運悪く交通違反で摘発されてしまうこともあるでしょう。

そんなとき、明らかに自分が交通ルールに違反をしていたと自覚している場合は仕方がありませんが、どう考えても納得ができないというケースもあるに違いありません。

つまり、自分は違反などしたつもりはないのに、摘発されてしまうケースです。

ネズミ捕りで使用する速度取り締まり装置の設定ミスにより、実際の速度よりも速く測定されてしまったということも過去に起きています。

また、警察官がシートベルト違反の切符を40回以上にわたり捏造していたことが発覚したこともあります。

今回は、交通違反で摘発されたときにどうしても納得できない場合は、どうしたらいいのかについて書いてみたいと思います。

実際に、青キップに納得できずにサインを拒否した人の、99.9%は不起訴になっているのです。

設置する角度によって誤差が大きくなるネズミ捕りの装置

栃木県の宇都宮署が2011年7月から2012年5月にかけて、ネズミ捕りによって速度違反として取り締まった4,200件のほとんどが、測定された速度よりも実際の速度の方が遅かったという事実が発覚したことがあります。

レーダー式速度測定装置の設置方法を間違えていたことにより、そういったことが起きてしまったのです。

本来であれば、レーダーの投射角度を27度にすべきなのに、0~10度に設定して測定しまったといいます。

その結果、最高で実際の速度よりも8%速いスピードが記録されてしまったようです。

つまり、測定をする警察官の無知や勉強不足によって、冤罪をつくることになってしまったわけです。

スピード違反の取り締まりでは、15km/hの速度違反で摘発されることはほとんどありませんが、それはこういった測定のミスや装置の誤差を考慮にいれてそのような対応になっているのだと思われます。

いずれにしても、取り締まる側も人間ですから、こういったミスは起こり得るものだということを、われわれドライバーは頭に入れておく必要があります。

納得が行かなければ、違反切符には決してサインはしないことです。

自分の知らないところで違反をでっち上げられることもあります

北海道道警の地域課巡査長が、40回以上も交通違反切符を捏造したとして、逮捕されたという事件が過去にありました。

これは、違反点数のみで反則金が発生しないシートベルト着用義務違反をねらって行われた警察官による犯罪です。

過去2年間にわたって無事故無違反だった場合は、シートベルト着用義務違反で捕まっても3ヶ月後に違反点数が戻る点を悪用したわけです。

反則金が発生しないことと、3ヶ月後に違反点数がもどることから、本人に気づかれにくいと思ってこのようなことをしてしまったのでしょう。

自分の運転免許証がどういう状態なのかをしるためには、自動車安全運転センターに行って「累積点数等証明書」を発行してもらわないと分かりませんが、なかなかそこまでする人はいません。

たまたまこの件は、3ヶ月以内に同じ人に対して2度もシートベルト違反で青キップを捏造してしまい、その人のところに「違反講習通知書」が届いたことから事件が発覚しました。

なんともマヌケな警察官ですが、交通違反取り締まりのノルマに追われてしまうと、こうした犯罪行為に手を染めてしまう警察官も実際にいるわけです。

警察官による濡れ衣に対して有効なドライブレコーダー

ドライブレコーダーイラスト交通違反は、スピード違反や酒気帯び運転のようにデータ的な証拠の提示がなくても摘発することができるものがほとんどです。

「一時停止違反」にしても「信号無視」にしても、本人は違反をした覚えはまったくなくても、取り締まる側の警察官が「間違いなく違反をした」と主張をすれば、違反切符を切ることができるわけです。

「サインをすれば反則金を納めるだけで済みますが、拒否をすると裁判になりますよ」などと脅されて、納得が行かないままサインをしてしまう人も多いようです。

先ほど紹介したシートベルト着用義務違反を捏造した警察官のように、ノルマに追われた警察官が、強引に違反だと主張して無実の人にまでサインをさせてしまう可能性は十分にあるわけです。

そんな濡れ衣を着せられないためには、自己防衛をするしかありません。

一番有効だと思われるのはドライブレコーダーです。

ドライブレコーダーの画像が裁判で証拠として採用されるかどうかは裁判官の判断によります。

しかし、実際に取り締まりをした目の前の警察官に、自分が違反をしていないことを主張するには十分すぎる効果があるでしょう。

実際に、ドライブレコーダーの画像を見せて、違反切符を切られるのを免れたという人は少なからずいるようです。

ドライブレコーダーが普及してきことで、ノルマに追われた警察官にとっては取り締まりがやりにくい時代になってしまいましたが、そもそも自分が違反をしていないのであれば罰則を受ける必要はまったくないわけです。

交通違反のでっち上げは絶対にあってはならないことです。

取り締まりに納得できないときは絶対にサインしない

サインする手とバツ印交通違反で摘発されても、納得ができない場合には、絶対にその場でサインをしないことです。

たとえ自分が違反をしていないと確信をしていたとしても、サインをしてしまうと違反を認めてしまうことになるからです。

もちろん、違反切符にサインをしなかったからといって、逮捕されるようなことは絶対にないので安心しても大丈夫です。

そもそも反則金の支払いは任意ですから、払っても払わなくてもどちらでもいいわけです。

もともと交通違反には罰金や懲役刑しかありませんでしたが、車の普及とともに違反件数が多くなってしまったことにより、裁判所での手続きが追い付かなくなってしまいました。

そのため、1968年から軽微な交通違反に限り、裁判をせずに「反則金」を支払わせるという簡易的な方法がとられるようになったのです。

そのため、反則金を払うかどうかは裁判所の命令ではないので、あくまでも任意ということになります。

もし、そのままサインを拒み続けると、裁判の流れになってしまう可能性もありますが、何も違反をしていないという自信があるのであれば、それは望むところです。

ドライブレコーダーに無実の証拠画像が残っているのであれば、裁判を通してぜひ白黒決着をつけてもらいたいところです。

サインを拒否すると、ドライバーにサインをさせようとして「それでは裁判になりますね」などと脅すようにいう警察官がいますが、そんな言葉に惑わされてはいけません。

そもそも、裁判にするかどうかは検察官が決めることであって、現場の警察官の判断で裁判にすることなど絶対にできません。

「裁判になりますね」という警察官の言葉は、厳密にいえばサインをさせたいがためのウソということになります。

裁判になる可能性は非常に低く不起訴率は99.9%です

青キップへのサインを拒否すると、そのあと反則金を支払うよう促す納付書が送られてきます。

それをそのまま無視していると、何度か納付書が送られてきたあと、検察への出頭命令がきます。

検察への出頭命令などと言うと、それだけでビビッてしまう人もいるかも知れませんが、自分が絶対に違反をしていないという確信があるのであれば、不安になる必要はありません。

ただし、間違っても出頭命令だけは無視しないようにする必要があります。

これに出頭しないと、まれに逮捕されることもあるようです。

検察に出向くと、「反則金を支払わないというのは、なにが不服なんですか?」と、いろいろ事情を聞かれることになります。

もちろん、自分が違反をしていないという自信があれば、その姿勢を貫くことが大切です。

最後に「裁判になる場合は検察か家庭裁判所から通知がいきます」といったようなことを言われます。

こんなことを言われてしまうと、いつ裁判の呼び出しがかかるのかハラハラドキドキの毎日を送ることになりそうですが、実際にはそういった通知がくることはほとんどありません。

つまり、ほとんどはそのまま音沙汰なしになってしまうのです。

検察が発表した2015年の統計表で「検察庁別 道路交通法等違反被疑事件の受理,既済及び未済の人員」を確認すると、起訴になったのはわずか78件で、不起訴となったのが110,364件となっています。

つまり、青キップのサインを拒否して、検察に出頭して事情を聞かれたあとに、正式な裁判になったのは0.1%もないのです。

99.9%は不起訴になってしまうわけです。

もともと青キップというのは軽微な違反が対象ですから、その程度の違反のためにわざわざ裁判をするのも面倒だと考えるのかも知れません。

あるいは「検察に呼び出されたことで少しは反省しただろうから、今回は勘弁してやろう」と判断するのかも知れません。

そういったことを考えてみますと、実際に起訴される0.1%の人たちというのは、よほど態度が悪くて検察官の心証が悪かったということになるのでしょうか。

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