中古車を購入するときにはしっかりと保証期間にこだわるべきです

印鑑と薄みどりのキューブ新車を購入すると必ずメーカー保証がついています。

しかし、それらのメーカー保証が切れてしまった中古車の場合はどうでしょうか?

中古車といえども、車種によっては数百万円もするものもあります。

過去に、どのような使われ方をされたのか分からないのが中古車ですから、まったく保証なしで購入するというのはリスクが高いといえます。

中古車を購入して1週間もたたないうちにATが壊れて、修理代に数十万円かかったなどという泣くに泣けない事例も実際にあるようです。

中古車を購入するときには、単純に金額だけでは判断せずに、しっかりと保証の面も考慮したうえで検討をするようにしましょう。

車というのは高額商品なので保証はとても大切

私たちが一生の間にする買い物の中でも、車というのは住宅の次に高い商品ということがいえるのではないでしょうか?

たとえ中古車であっても、乗り出し価格で数百万円を超えるクルマはザラにあります。

数万円の家電品を購入するときでさえ、まったく保証がないとなると、実際に買うのは不安になるに違いありません。

しかし、なぜか中古車の保証に関しては無頓着な人が多いようです。

新車の場合には、最長で5年(あるいは10万km走行)までの保証が付きます。

車は高額商品ですし、いざ故障したときには修理代も高額になりますから、ある程度の期間をメーカーが保証するのは当然のことといえます。

たとえば、乗り出し価格が120万円~130万円程度の新車のコンパクトカーであっても、購入にあたってはメーカー保証が最長で5年(あるいは10万km走行)の保証がつくわけです。

それに対して、5年落ちのヴォクシーを乗り出し価格200万円で購入するときに、お店によってはまったく保証がつかないということもあるわけです。

つまり、新車よりも高い買い物なのに、保証がまったくないということになります。

しかも、そのことに対して何の不安も感じずに契約をしてしまう人が少なくないのは、なんとも不思議な気がします。

確かに日本のクルマは品質が高く、そう簡単には壊れません。

そのため「まあ、壊れることはないだろう」とタカをくくっているのかも知れません。

しかし、どんなに品質の高い日本車であっても絶対に壊れないということはありませんし、これまでどのような使い方をされてきたのか分からない中古車だからこそ、購入の際には保証がどれだけ充実しているという点に注目してほしいと思います。

たとえば、同じ程度の5年落ちのヴォクシーの乗り出し価格が、保証なしのA店で200万円、保証が1年つくB店で205万円だとしたら、迷わずB店で購入すべきといえるでしょう。

保証が充実しているディーラー系の中古車販売店

列になって並ぶ車最近では、ディーラー系の中古車販売店が勢いを増している印象があります。

ディーラー系中古車販売店の大きな特徴の一つに、保証が充実しているという点があげられます。

トヨタ系や日産系の場合は、基本的に1年間の無料保証がついています。

しかも、走行距離に関しては制限がありません。

保証期間内の故障であれば、パーツや工賃なども含めて無料で対応してくれますので、まさに新車なみの保証が受けられるわけです。

さらに、保証料金を追加することによって、2年~3年の保証延期も可能になっています。

このようにディーラー系の中古車販売店で売られているクルマは、アフターフォローが充実しているといえるわけです。

その反面、購入価格が高くなる傾向があると主張する人もいるようです。

しかし、それは真実ではありません。

ディーラー系の中古車販売店で売られているクルマは、下取り車として持ち込まれた車が多く、ワンオーナーカーでなおかつ年式的にもそれほど古くないものが売られていることが多いので、高いというイメージを持ってしまう人もいるのでしょう。

むしろ、下取りされた車をそのまま自社で販売することができるということであれば、オートオークション経由で落札された車にくらべて、中間マージンが発生しない分だけ、割安になる可能性が高いといえるでしょう。

参考記事:中古車はディーラー系の店で買うとなぜ安心でお得といわれるのか
        

怪しい保証内容の中古車販売店に注意

ディーラー系の中古車販売店ほどではないにしても、保証の充実をアピールする一般の中古車販売店も少なくありません。

しかし、中には表向きだけの保証で、実質的には保証なしと同等のひどい内容のところもあるようなので注意が必要です。

中古車販売店の保証内容を検討するときに、どういった点に注意をすればいいのでしょうか?

・保証期間や対象部分が限定された保証

車の整備場と文言低価格の中古車を中心に売っているお店の場合には、まったく保証がつかないようなところも多いのですが、仮に保証がついたとしても、とても満足できるレベルのものではないことも多いようです。

保証期間が1ヵ月あるいは1,000kmまでとか、3ヵ月あるいは3,000kmまでといった、極端に短い期間に設定しているところも少なくありません。

常識的に考えていただければ分かると思いますが、中古車といってもクルマによっては100万円や200万円といった金額を支払う高額商品です。

そんな高額商品の保証期間が、1ヵ月とか3ヵ月などというのは、あり得ない短さです。

運よく(?)保証期間内に故障すればいいですが、保証期間が過ぎた4ヵ月目ころに高額なミッション系などのパーツが故障したりしたら、それこそシャレになりません。

高額商品を販売しておきながら、故障したときのリスクを購入者に一方的に負わせるというのは、あまりにも消費者を無視した考え方といっていいでしょう。

また、半年程度の保証をつけてはいても、保証する部分を限定したりするケースも多いようです。

そういった保証の場合、期間内に不具合が生じたときに補償されるのは、あくまでもエンジンやミッションといった部分のみで、それ以外のエアコンやオーディオ、ミラーなどに不具合が生じてもまったく保証されないことになりますので、注意が必要です。

つまり、なかなか壊れにくい部分のみ店側が保証をして、それ以外の部分はまったく保証なしで購入者がすべてリスクを負うということになるわけです。

・名ばかりの無料保証に注意すべし

期間的には十分な保証期間があり、故障個所による制限がない形の保証がついていたりしても、実際には費用が発生してしまうようなケースもあるので注意が必要です。

たとえば、故障個所そのものの修理は無料でしてくれますが、それはあくまで購入したお店まで車を持ち込んだ場合に限られるといった条件付きの保証もあるようです。

自宅にあるクルマのエンジンがかからなくなってしまった場合、購入したお店の人が車を見に来てくれるということはなく、あくまでも車を販売店の指定する工場まで持ってきたときに見てくれるということなのです。

炊飯器や電子レンジなどの家電品が壊れたのであれば、店まで持って行くこともそれほど手間ではないでしょう。

しかし、車となれば話は別です。

工場まで持ってこいと言われても、エンジンがかからない車をそう簡単に移動させることは出来ません。

結局は、自腹でレッカー車を呼んで運ぶか、販売店にお願いして有料で運んでもらうしかなくなるわけです。

また、無料保証なのはあくまでも部品代のみで工賃は有料だったりするケースもあるようです。

無料保証というのは、あくまでも工賃も含めてと考えるのが常識ですので、うっかりと騙されないようにしないといけませんね。

さらに、長期間の無料保証付きをうたっていても、「修復歴あり」のクルマであったり、10年以上経過しているクルマは対象外などの条件があることも多いので、その辺もしっかりとチェックをしておく必要がありそうです。

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