展示車両のプライスボードから読み取れる中古車の素性とは?

赤い中古車とプライスカード中古車販売店に展示されているクルマには、フロントガラスのところに大きなプライスボードが取り付けられています。

プライスボードには、その中古車の値段が一目で分かるように大きな文字で販売価格が書かれていますね。

しかし、プライスボードに書かれているのは、販売価格だけではありません。

そこに書かれている情報から、その車に関するさまざまな素性が読み取れるのです。

プライスボードには、具体的にどのようなことが書かれているのでしょうか?

大きな文字で書かれた車本体の価格

プライスボードに目をやったときに、まっ先に気がつくのがこの販売価格です。

まさにその中古車の値段が書かれているわけですが、注意をしなければならない点が1つあります。

それは、ほとんどの中古車販売店の場合、このプライスボードに書かれた販売価格というのは、あくまでも車両本体の価格であり、乗り出し価格ではないという点です。

プライスボードに書かれた金額を支払えば、その車が買えるわけではないのです。

実際には、プライスカードに書かれた販売価格に、諸経費として15万円~25万円程度の金額を上乗せして支払わなければならないのが一般的ですので、勘違いをしないようにしましょう。

参考記事:中古車の店頭価格と乗り出し価格には大きな差があります
      
※例外的に、諸費用も込みで表示している中古車販売店もあります。

初度登録年月はとても大切なチェックポイントです

中古車を購入する際には、プライスボートに書かれている初度登録年月を知ることは重要です。

よく「○年落ちの中古車」などといわれますが、この初度登録の時点からさかのぼって何年経過しているクルマなのかということを表しているわけです。

製造された年月ではなく、あくまでもこの初度登録をもとに年数を数えているという点がポイントです。

初度登録が済んでしまうと、その時点でクルマは中古車扱いとなります。

新古車とか未使用車などと呼ばれているクルマは、初度登録が済んでしまっているために、新車とほぼ同じ状態にもかかわらず中古車扱いになるわけです。

参考記事:未使用車(新古車)を買うメリットはどこにあるのでしょうか?

車検の有効期限~それぞれの表記の違いと意味

青い車の横に立つ男性のイラスト中古車を購入するときに、車検があとどれくらい残っているかを気にする人も多いと思います。

同じ程度のクルマであれば、数カ月で車検が切れてしまう車よりは、1年以上の有効期限が残っている車の方がお得感があります。

ただし、車を買取り店に持ち込んだり下取りに出すタイミングというのは、車検の切れる直前だったりすることが多いために、展示車で売られている中古車は「車検なし」や「車検2年付」となっていることも多いようです。

ちなみに「車検なし」と「車検2年付き」の違いはどこにあるのでしょうか?

「車検なし」の場合には、購入するときに新たに車検を取得したうえで納車ということになるために、重量税や自賠責保険料なども含めた車検の費用をすべて購入者が負担しなければなりません。

それに対して「車検2年付き」の場合には、店側が費用を負担したうえで、車検を取得して納車をするというものです。

ただし、注意しなければならないのは、店側が負担してくれるのはあくまでも車検の基本料金だけであるという点です。

そのため「車検2年付き」となっていても、重量税や自賠責保険料などは、購入者が負担をしなければならないということになります。

必ずチェックしたい走行距離

中古車を選ぶにあたっては、走行距離はとても重要なファクターということがいえます。

家電品などの場合には、年式を見ただけではどれくらい使われたのかが分かりませんが、車の場合は走行距離をみればこれまでの利用状況が一目瞭然ということになります。

目安としては、1年あたり1万km程度の走行距離を基準として判断するといいでしょう。

年式が新しくても、走行距離がのびている車の場合には「過走行車」ということで評価が低くなり、販売価格も安くなっていることが多いです。

また、走行距離で注意をしなければならないのが「メーターの改ざん」です。

良心的な中古車販売店であれば、メーター改ざんの可能性のあるクルマに関しては、正直にそういったコメントがプライスボードに書かれています。

また、走行距離の欄に「不明」とか「メーター取り換え後の走行距離」などと書かれている場合も、メーター改ざん車だと思っていいでしょう。

もし販売店がそういった点を正直に記入していない場合には、プライスボードでは判断できませんので、二重車検などの不正がないかどうかを自分で確認する必要があります。

参考記事:二重車検でメーター改ざん車を売る詐欺師の手口とは?
      

点検の整備記録が残っているかどうか

中古車にとって、整備記録というのはその車の履歴書のようなものですから、これがあるのとないのとでは、その車に対する信頼性は大きく変わります。

プライスボードの、点検整備記録簿の有無の欄は必ずチェックをするようにしましょう。

ディーラーによる定期点検をしっかりと受けている車であれば、安心して購入することができますし、逆に整備記録が残っていないクルマだと、メーターの改ざんによって走行距離が誤魔化されている可能性などを否定できないことになります。

また、整備記録がしっかりと残っていれば、これまでに何人のオーナーに利用されていたのかなども分かりますので、ワンオーナーカーを探している人にとっては、必須の資料ということがいえます。

参考記事:ワンオーナーのクルマはなぜ買取り価格が高くなるのでしょうか?
       

過去に修復歴があるかどうか

中古車プライスカードの例年式や走行距離の割には、販売価格が異常に安いと感じるような車はプライスボードの「修復歴」の欄を確認してみて下さい。

もしそこが「修復歴あり」となっていた場合、それは事故車ということになります。

確かに、事故車の場合はその格安な販売価格には魅力を感じると思いますが、過去にフレームに影響を与えるような事故を起こしたことがあるということですから、実際に走っているうちに何らかの不具合が発生する可能性は否定できません。

実際に試乗などをしてみて、自分で問題ないと納得したうえで購入する分にはかまいませんが、少しでも不安を感じるようであれば購入はしない方が無難といえます。

その車がどのような使われ方をしてきたか

車というのは、その使われ方で痛み方や劣化の度合いが変わってくるものです。

プライスボードには「自家用」「営業用」「レンタカー」などといった項目があって、その車の該当する部分を丸で囲まれていたりします。

一般の人が中古車販売店で探すようなファミリーカーの場合には、ほとんどの場合「自家用」になっているはずです。

一般の5ナンバーや3ナンバーの車を営業車として使うことは、通常はあり得ないからです。

ただ、注意をしなければならないのは「レンタカー」の部分です。

見た目は他の中古車と同じような普通のファミリーカーですが、レンタカーとして使われた車が紛れ込んでいる場合があります。

これは「レンタカー落ち」と呼ばれる中古車で、他のクルマにくらべて値段的にも安くなっていることが多いようです。

年式が浅く最新の車種であるとことが多いのですが、デメリットもいくつかありますので、購入するときにはその辺をしっかりと理解しておく必要があるでしょう。

参考記事:レンタカー落ちの中古車を購入するのはお得なのでしょうか?
      

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