中古車の店頭価格と乗り出し価格には大きな差があります

車両本体価格の表示された車中古車の展示場にならんでいる車のプライスカードを見て、安いと思っていざ契約の話をすると「乗り出し価格」が意外に高額だったりしてビックリした経験のある人も少なくないことでしょう。

店頭で表示されてきる金額はあくまでも車両本体価格であり、実際に購入にあたってかかってくる諸費用は計上されていないことが多いからです。

それでは、実際に中古車の店頭での表示価格と乗り出し価格にはどれくらいの金額差が生じるのでしょうか?

思った以上に乗り出し価格が高いと感じる事例

中古車といっても、車両本体価格が10万円以下のものから数百万円もするものまでさまざまです。

しかし、車両本体価格に大きな差があったとしても、消費税以外の税金や自賠責保険料などが車の値段によって変わってくるということはありません。

そのため、車両本体価格の低いクルマほど相対的に乗り出し価格が高く感じてしまうものです。

ここでは、車両本体価格が低くて、乗り出し価格が高いと感じられる中古車の事例をいくつか取り上げてみたいと思います。

・車両本体価格5万5000円のトヨタbBの場合

まずは2001年式のトヨタbBオープンデッキの事例です。

走行距離が18万6000kmで16年落ちのクルマとなりますので、車両本体価格の5万5000円(税込み)は妥当な金額といえます。

年式の古い車ではありますが、5万5000円で買えるのであれば、日常の足代わりに買ってみようかと思う人もいるかも知れません。

しかし、それはあくまでも車両本体の価格であるということに注意をしなければなりません。

日本の法律では、車両本体の代金を払っただけでは公道を走らせることは出来ないのです。

実は、この車の乗りだし価格は21万9000円となっています。

つまり、車両本体価格5万5000円に対して、諸経費が16万4000円もかかってしまうわけです。

車検の切れているクルマですので、車検の取得費用に加えて重量税、自動車税、自賠責保険料、登録代行手数料、車庫証明取得代行手数料などの諸経費を合算するとそれくらいの金額になってしまうようです。

16年落ちで18万kmオーバーのクルマの乗り出し価格が21万9000円ということになると、リーズナブル感はまったくなくなってしまったかと思います。

展示場の表示価格だけで購入を決めてしまうのは、危険であるといういい事例だと思います。

・車両本体価格7万7000円のクラウンロイヤルサルーン

シルバー車のイラストと見出しこちらは、トヨタを代表する高級車であるクラウン3.0ロイヤルサルーンの事例です。

2004年式となりますので、13年落ちのクルマとなります。

走行距離も年式相応の12万5000kmを走行しています。

先ほどのbBとくらべて年式も浅く、走行距離も少ない高級車クラウンの車両本体価格が7万7000円(税込み)です。

13年落ちとはいえ、あのトヨタクラウンが7万7000円で買えるとういのは破格な値段に感じるかも知れませんが、詳細を確認してみますと「修復歴あり」となっていますので、どうやら事故車のようです。

事故車であっても、クラウンが7万7000円ならぜんぜんOKと考える人もいるかも知れませんが、これはあくまでも車両本体価格であることを忘れないでください。

このクラウンの乗り出し価格は、29万9000円となっています。

諸経費だけで22万2000円ということになります。

先ほどのbBの排気量が1500ccだったのに対して、こちらのクラウンは3000ccですから、車検の取得費用や税金などが高くなる分、諸経費がよけいにかかることになります。

さすがの高級車クラウンといえども、13年落ちでなおかつ事故車であるということを考慮すると、乗り出し価格が約30万円というのはあまりお得感がないかも知れませんね。

乗り出し価格がそれほど高く感じない事例

車両本体価格が安くても高くても、購入の際にかかる諸経費にはそれほど違いはありません。

そのため、車両本体価格が高いクルマは、乗り出し価格に占める諸経費の負担が比較的少なく感じるものです。

ここでは、実際に車両本体価格の高い中古車の事例を取り上げて、乗り出し価格がどれくらいになるのか見ていきましょう。

・4年落ちのトヨタヴォクシーの場合

白いワンボックスのイラストと見出し2013年式で走行距離が3万9000kmのトヨタヴォクシー2.0Vの事例です。

3年落ちで車検が切れたタイミングで売られた車で、走行距離的は4万km弱ですから、少し走り込んでいる印象です。

このヴォクシー2.0Vの車両本体価格が、税込で194万4000円となっています。

それに対して乗り出し価格が210万2000円となっていますので、諸経費が15万8000円ということになります。

諸経費だけをみると、先ほどのトヨタbBとほとんど変わりません。

どちらも5ナンバーの車ですから、年式が新しくても古くても、諸経費の金額にはほとんど差がないということになるわけです。

5万5000円の店頭表示価格に対して、乗り出し価格が21万9000円ということになると、諸経費分の負担感が大きいですが、194万4000円の店頭表示価格の車に対して乗り出し価格が210万2000円ということであれば、それほど負担感はないでしょう。

・2012年式BMW740iの事例

こちらは、高級外車であるBMW740iの事例です。

走行距離は5万7000kmとなりますので、5年落ちの車としては若干走っている印象です。

このBMW740iの車両本体価格は325万円です。

それに対して、乗り出し価格が349万8000円となっています。

諸経費は24万8000円となりますが、さすがに300万円オーバーの車となりますと、諸経費の負担感はほとんどありません。

先ほどのクラウンの諸経費が22万2000円でしたので、排気量が3000ccクラスの中古車の場合、車両本体価格に22万円~25万円程度が諸経費として上乗せされると考えていいでしょう。

諸経費の内訳はどうなっているのか?

車両本体価格の安い車ほど負担感の大きい諸経費ですが、その内訳はどうなっているのでしょうか?

まず、法定費用として「自動車税」「重量税」「取得税」「自賠席保険料」などがあります。

今回の事例の場合は車両本体価格が税込でしたが、税別の場合には「消費税」も諸経費として加算する必要があります。

購入時の手数料として諸経費に計上されるものとしては「登録代行手数料」「車庫証明取得代行費用」「納車費用」などがあります。

「納車費用」に関しては、自宅まで車を届けてもらうための費用となりますので、自分から車を取りに行く場合にはその分を削除してもらうといいでしょう。

これらの諸費用に加えて、車検が切れている中古車の場合には、車検の取得費用がかかるわけです。

そういった諸々の費用が合算されて、車両本体価格にプラスして、15万円~25万円程度の費用がかかるわけです。

車検の有無や排気量、購入する月などによって乗り出し価格に含まれる諸経費の金額は変わってきますが、大まかな目安として15万円~25万円程度になると考えておくといいでしょう。

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